人生を幸せで豊かに生きる方法は『さりげない優しさ』に気づくこと? “これまで” から離れてはじめて気付くこととは??
それは、私が職場で三年目の事でしたー。
私は三年間、仕事上では何も困ることなく毎日を楽しく過ごしていました。
そんなある日、突然上司に呼ばれ「来月からあっちの支店へ行ってくれないか!」と、転勤の話を頂きました。
私は「はい、わかりました」と返答し、異動の準備を始めました。
初めて行く土地であったため、心はワクワクしていた私ー。
今までは仕事上で何の問題も無くスムーズに進められていたので、勤務地が変わっても問題無いと思い、不安などは少しもありませんでした。
新たな経験の連続の日々
いよいよ赴任の日がやって来ました。
やはり仲間と別れるのは少し辛かったです^^;
そして、新しい職場での生活が始まりました。
今までの職場とは少しかってが違い、戸惑いはありましたが、数日間は何の問題も無く過ごす事が出来ました。
職場にも少しずつ慣れてきた頃、仕事も本格的に動き出しました。
私は今まで担当してきた事をこの職場でも引き続き行うことになっていました。
ところが、今までどおりに仕事を行っているはずなのですが、なぜか上手くいかない…
そう、思うように仕事が進まないのです。
仕事を振り返ってみると、仕事が終了するまでに、今までの倍の時間がかかっていました
行き詰った『反省』と『改善』
その晩、自分なりに今までと違う点を考えてみました。
すると、今までの倍の時間がかかった理由がわかりました。
以前の職場では、自分は一人で仕事をしていたと思っていましたが、実際はそうではなく、周囲の同僚・先輩の皆さんの『心づかい』のお陰で、仕事がスムーズに運んでいたのです
その『心づかい』とは、例えばこのようなもの:
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・私が仕事に取り掛かっているときに次の準備をしてくれ、私が一つの仕事を終えると、次の仕事にすぐに取り掛かれるように段取りをしてくれていたり、
・私が仕事に取り掛かる前に、何気なく注意事項を教えてくれていたり、
また、ある時は、
・私が仕事をしていると、何か困っていないかと、ちょくちょく様子を見に来てくれていたり…
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これまでのことを振り返っていると、
私は今まで、『自分ひとりで仕事が出来ていた』と思っていたことが急に恥ずかしくなりました。
周囲の皆さんの『気付かせず、さり気なく行う優しさ』に、今まで気付けなかった私ー。
自分一人で仕事をしていたのではなく、皆さんに見守られて、皆さんのお陰で仕事が出来ていた私ー。
近くにいるときに気付いていれば良かったのですが、離れて初めてそのありがたさに気付くことが出来ました^^
私もかつての同僚や先輩の皆さんに負けないよう、『気付かせずにさり気なく行える優しさ』や、『人に対する思いやり』を身に付けて、周りの人たちに喜んで頂けるような『心づかい』を持っていきたいと思っています。
皆さんの『温かい心遣い』に今日も感謝感謝です😊
(引用元:HAPPY ONE Vol.271 P17-19, 執筆者:Y・Oさん)
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