庭の木々を眺めますと、もみじやブルーベリーなどの落葉樹が、季節を感じて小さな芽吹きを始めていました。
春を感じる今日この頃です。
自然界にも、四季を通して冬があって春があり、春の芽吹き、夏の成長過程を経て秋の実りがあります。
人生にも同じことが言えるのではないでしょうか。
山あり谷あり下積みの根をはった、人の心の痛みも苦しみもわかる人に訪れるのは、花爛漫の春ではないでしょうか。
私も人生の有終の美を飾る年になりましたが、幼少の頃より、雨や嵐の、長い冬を得て幸せへの春が我が家に訪れたような、感謝の毎日を送らせて頂いています。
我が家には孫が四人います。
女二人男二人です。
上の女の子は十四才で、私の息子(次男)が亡くなってすぐに生まれた孫でしたので、家内がひじょうに喜び、大切に育てたように思います。
元気に育ち、毎日プールで水泳を練習しています。
人が亡くなって、人の命ある事の有り難さを感じさせられる孫でした。
上の男の子は十二才で、今プロゴルファーを目指し、元気一杯運動しています。
今年の冬休みはハワイでゴルフの練習をしています。
昨日もハワイより便りがあったそうです。
大きく大きく育って、人のお役に立つ人になってもらいたいものです。
下の男の子は十一才で、兄と同じくゴルフの練習に明け暮れています。
運動神経は今ひとつですが、努力家ですので、日々積みあげたものは自分のものになるでしょう。
少し年が離れて二才の女の子がいますが、我家の人気もので愛嬌があり、要領よく音楽に合わせて手を振り腰を振り「じいちゃん、ばあちゃん」とよくなつきます。
だれにも同じで、道ゆく知らない人にもバイバイと言って手を振ります。
また、この人に付いていたら自分に都合が良いと思ったら、その人の機嫌を取ったりします。
末っ子ゆえの人に好かれる心を持っており、皆をたのしませてくれています。
孫たちは一人一人違った性格であり、その人の役向きに適したものを与えて下さっていることをよくわからせていただきます。
このような毎日でありますので、家の中は笑顔がたえず、皆が喜び一杯です。
春咲いた花🌷を、夏には水と肥で成長させ、実りの秋が迎えられますよう、冬の間の根の働きに感謝の心をこめて、残りの人生を日々喜んで送らせていただきます。
(引用元:HAPPY ONE Vol.271 P10-11, 執筆者:H・Kさん)
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