ドラマのシーンが現実に?仕事の面接で置きてしまった『あの春の日の出来事』の結果を分けたものとは…

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今から四十年も前のこと。

私は、教師に採用してもらうための校長面接を受けるべく、新見市立第一中学校に向かっていました。

四月初めの春まだ浅い県北の地に、生まれて初めて降り立ちました。

JR伯備線新見駅からタクシーで十分足らず、あっという間もなく目的地に着きました。

学校のフェンス越しから野球部員たちの練習している元気のよい声が聞こえました。

校門をくぐると、広い敷地に鉄筋の校舎が何棟も建っていました。

 

(校長室は、どこにあるのだろう?)

 

と思い、あたりをキョロキョロ見回していますと、用務員さんと思われる人が前庭をほうきでていねいに掃いておられました。

 

「あのう、おじさん。校長室は何処?」

 

と口をついて今にもそんな言葉が出そうになった時、私は慌てて口を押さえました。

 

(待て、待て。私は面接に来ているのだ。校長先生が、学校中の先生方に、私が来ることを知らせておられるかも知れない❗そうだとすると、誰が、どこで、私を見ているか分からないぞ。横柄な言葉づかいは厳禁だ❗❗)

 

そう思い直したのです。

そして、ていねいにこうたずねました!

 

「ちょっとお尋ねしますが、校長室はどちらでしょうか?」と。

 

頭が少し禿げ上がり、しかもラクダのシャツを着た、でっぷりとした体格の用務員さんは、ほうきを動かす手を止めて、

 

「そちらです^^」

 

と教えてくれました。

 

「ありがとうございました」

 

と、私はお礼を言いました。

教えてもらった通り進むと「校長室」があり、案内役の女性が出てこられ、

 

「校長先生は、校内を見回っておられます。しばらく、お待ちください!」

 

と言い残し、去っていきました。

さらにそれからもうしばらくして、校長先生が帰って来られました。

私は一礼をして顔を上げた瞬間「あっ!」と声を上げたまま、開いた口が閉まらなかったのです。

にこやかに笑いかけながら校長室に入ってこられたのは、前庭をほうきで掃いていた、

 

あの用務員さんだったのです😳💦💦

 

ドラマや映画では時にありますが、現実にあるとは夢にも思いませんでした。

私は心の中で安堵の胸を撫で下ろすやら、夢かと錯覚するやら、大変でした😅💦

なごやかな雰囲気の中で校長面接は進み、見事、教員に採用されたのは言うまでもありません。

社会人としての出発を無事やり遂げたあの日のことを今でも懐かしく想い出します。

丁寧にものごとに取り組むこと…

これからも、つねに『(誰かに)見られている』と意識して、日々の何気ない出来事を丁寧に進めていこうと思っています

(引用元:HAPPY ONE Vol.271 P8-9, 執筆者:T・Nさん)


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