私は、ちょっとやそっとじゃねえよあげない忍耐強い性格だと思っていました。
その上、かなり楽観的な考えの持ち主で、一旦寝てしまえば、嫌な事はすっかり忘れてしまうことができると自負していたのです。
また、趣味は(睡眠)と出てしまうほど、寝ることが大好き。
ストレスの解消も(睡眠)と言える位で、ストレスを感じ始めると、眠くなって寝てしまうほどでした。
しかし、ある時、そんな私がいくら眠ろうとしても眠れないほどの悩みを抱えたのです。
友達の身内にうつ病の人がいて、以前の私であれば、その話を聞いていても理解が出来ませんでした。
理解できないなら、なんでそんな行動するのだろう?と思っていたのです。
また、友達が(器誰にでもなる可能性があるのだとお医者様が言われるし、私も理解できる気がする)と言っていたことにも理解ができず
(私は鬱にはならない)などと言い買っていました。
しかし、自分が悩みを抱えるようになり、眠れなくなってしまうと、睡眠不足がストレスを解消できなくさせているのだと、さらに考え込むようになりました。
そして、心の動きが悪循環になり、どんどん気持ちが落ち込んでいき、
(死んだほうが楽なのでは?)などと考えてしまうことになっていました。
そうです。私は、軽いうつ病になっていたのです。
次自分自身が心の病になって初めて理解ができたことで、それまでの私はなんと冷たい人間だったのだろうと思いました。
そして、今までの私を省みるきっかけとなったのが、ある友人からのメールでした。
友人が一緒に遊ぼうと誘ってくれた時、私は(今は誰にも会いたくないし、妨げるほど元気がないので、またそのうち遊びましょう)と断ったのです。
友人は、私に何かあったのだと悟ったようで、根掘り葉掘り聞くと言う事をせず(みんなあなたが大好きだし、必要なんだよ。頑張りすぎちゃただけだね。ガンバラナイあなたも大好き。どんなあなたも大好きだから。いつでも待ってるよ)と、メッセージをくれたのです。
そのメッセージを見たら、涙が溢れてきました。
友人の優しさや心の温かさをすごく感じて、落ち込んでいた気持ちがとても軽くなりました。
他の人の気持ちを全て理解するのは本当に難しいことですが、私も友人のように、他人の心を暖めてあげられるような、器の大きな人になりたいと思っています。
(Picture from publicdomainpictures)
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