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悪い習慣を改めさせてくれた上司と妻・家族に感謝!〜みんなにサポートのお陰で発見した『大自然のお恵みと、人様の温情の中の自分』
私は七十六歳です。
人生を振返り、ようここまでこれたものだと不思議に思います。
昭和十八年高等二年(今の中学二年)を卒業して四月、朝鮮鉄道へ就職。
昭和五十九年三月、国鉄を退職。
四十一年間の鉄道生活では、本当に色々なことがありました^^
朝鮮鉄道にいる時、食べ物が少なくいつも腹ペコだったことは今でも記憶に残っています
そんな腹ペコな日々をある時には、監視の目をぬすんでマッカ瓜を取り、友達と分けて食べていたこともありました😊💦
昭和二十年八月十五日終戦となり、十月に引揚げて帰り、昭和二十一年六月、私は国鉄勤務となりました。
若かりし国鉄勤務時代の『悪しき習慣』
当時の職場は軍国主義で先輩に対して絶対服従でした。
動作が鈍いと言って殴られたり、一寸のことでも因縁つけて殴られたりしてました
しかし、私は家が貧しかったため、どうしても仕事を続けようと思い、その環境に”頑張って”とどまり続けました。
それから、『両親に楽をさせよう』と思い、一攫千金の夢を見てケイリンを始めるようになりました
しかし、その選択は、(まあ、そうでしょう!と、言われてしまいそうですが)親孝行どころか親を苦しめる散々な結果で、完全に失敗でした。
(最後には勘当の身に…)
それでもケイリンはやめられず行き続けました。(あかんですね^^💦)
ケイリンへ行く資金をつくるために、後払いで自転車等を買って現金にしていたこともありました。
ある時、払伝票に上司のサインがいるので頼みに行かなければいけない事態が発生し、しぶしぶ頼みにいくと、
「お前はケイリンをやめれんのか❗❓」
(と、まあ今思えば当り前ですが、)案の定、叱られました。
しかし、上司も変わった人で、こんな会話が何回もなされ、その都度サインをもらっていました
私:「私は行けるところまで行きます!」
上司「よーし、分かった」
(あかんですねえ〜😅)
しかし、とうとう行き詰まり退職金で始末しようと思い、また上司に話しました。
「お前、国鉄を辞めたらいかんだろうが❓」といって、その上司は借金の肩代わりをしてくれました。
生活設計を立てさせられ「三年の間に支払いを済ませ、そうすればお前は何の気兼ねも、引け目もいらん、どうどうと通れ」とその上司は言ってくれました。
私はその言葉に多大なる感動と感謝を感じ、一年で支払いを済ませました。
まもなく、上司は転勤でいなくなり私の遊びが再び始まり、勝てば勝ったで飲み、負ければ負けたで飲み、人生は終わり…とてもとても恥ずかしい限りで、誇れるものではありませんでした
そんなことをしていると、後任の上司にはしっかり怒られ、私は田舎の駅へ転勤させられることとなりました。
(そこには)遊びに行くところはありませんでした
静かに過ごす毎日…
そんな日を過ごしていると、他社の職員と親しくなり、ある日、嬉しい言葉を頂きました^^
「わしの親戚に娘がいるから世話をしてくれないか?」
お見合いの話でした😊
それは、本当に幸福の瞬間でした^^
彼女とのお見合いの後の交際の一年間、彼女と色々な話をしました
そんな彼女との会話で気づいたこと…
(自分は今まで、つくづく勝手気ままな人間だったなあ〜😓)
それからの日々は、『これからは心を入れかえ、小さな一つからでも実行しよう❗』と思い、職場では元気よく「お早うございます」と挨拶することを習慣にしていました。
周りの人は、突然の私の行いにびっくり❗😳💦 して、それからみんな笑っていました😆
次の日もまた次の日も…
みんな笑っていました
(というのも、実は、私は、これまで職場で挨拶など一回もしたことがなかったのです)
しかし、一週間経つと笑う人はなく、まともに挨拶してくれるようになりました。
結婚してからは、家庭のために職場(会社)のために、だひたすら走り続けました。
お陰様で三男三女の子宝に恵まれ、子供達もそれぞれの分野で一生懸命頑張ってくれています。
ありがたいことですね。
うれしいことです。
今では、本当に “大きな幸福” をいただいています。
苦労をかけた両親は、父は九十一歳で私のひざで大往生、母は九十八歳で健在です。
大自然のお恵みとお導き、大勢の人様の温情の中に私はいます―
これからは何からでも人様のために役に立つ、喜んでもらえる人間になります。
(お世話になったみなさま、これまで)本当にありがとうございました。
(引用元:HAPPY ONE Vol.252 P16-17, 執筆者:S・Iさん)
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