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- 【お母さんの思い出の手料理 Part①】いつまでも思い出に残るお弁当
はじめに
【母の手料理】
母が作ってくれた思い出の手料理
あるいは今でも作ってくれるなじみの料理
また、家族が揃った時には欠かせない腕によりをかけてくれるご馳走(母の十八番)
そんな、忘れられない母の手料理の味はどなたの心の中にもあるのではないでしょうか
食卓を華やかに彩ってくれる母の手料理は、優しく、暖かく、味わい深い、私たちの目や舌を楽しませてくれるものだと思います。
そこで今回のテーマは母の手料理です
皆さんの心の中にある、ご家族の団欒や故郷の思い出と同時に、懐かしい(あるいは、今でも楽しみにしている)母の手料理にまつわるお話をどうぞご一緒に、ゆっくりと味わってまいりましょう。
優しい母の笑顔を思い浮かべながら…。
いつまでも思い出に残るお弁当
私が小学生の頃は、遠足のお弁当と言うと、母がいつも巻き寿司を巻いてくれていました
その頃巻き寿司は普段は食べられないご馳走でした
寛平、しいたけ、高野豆腐、ニンジンなど、今の子供たちはあまり口にすることのない食材ですが、私は大好きでした
お天気の良い遠足日和に、気持ち良い風が吹く見晴らしの良い夜まで開いて食べる巻き寿司の味は、今でも忘れることができません
巻き寿司の横には、よくりんごが添えられていました。
変わった飾り切りだったので、いつか私も教えてもらってできるようになりたいと思っていましたが、ゆっくり切り方を教えてもらわないままで、今さら聞いても、きっと母はもう忘れていると良いそうです
その後、高校に入学すると、毎日お弁当を作ってもらえました
高校入学の最初のお弁当はとても豪華で、デザートにはイチゴがたっぷり入れてあって、感激したことを覚えています
これから始まる高校生活が頑張れるようにと、母からのエールだったように思います
それからの高校3年間、毎日のお弁当作りは、今のように電子レンジもなく、冷凍食品もあまり普及していない時代だったのに、早朝の投稿に間に合わせて大変だったと思います
一度、時間がなくて大きな肉まんが2つだけどーんとお弁当箱に入れてあったことがありました
お弁当に『肉まん?』と思いましたが、お腹ペコペコで食べたお弁当の肉まんはとても美味しく感じたものです
そんな思い出があったせいか、ずっと後になってから、我が家の子供達が幼稚園の時に肉まんを持たせて見ると、とても喜んで食べて帰ってきました。
母の苦肉の策を真似て作った弁当も、子供たちには新鮮だったようです
また、高校2年生の時の修学旅行のお弁当にも思い出があります
普段友達が持ってくれるサンドイッチが羨ましくて『修学旅行にはサンドイッチのお弁当を作って!』と、リクエストしました
普段サンドイッチなどを作ったことも、ほとんど食べたこともなかった母は、知り合いのパン屋さんに行って、サンドイッチの中にはどんなものが挟んであるのかを聞き、サンドイッチを作ってくれたのです。
それはパン屋さんのサンドイッチのように、ハムカツサンドも入れていて、修学旅行の新幹線の中で自慢げに食べた味は忘れられません。
最近は便利になり、スーパーやコンビニでお惣菜やお弁当をいつでも買うことができます
手軽に買ってきたものを食べさせても、子供は大きくなります
しかし、育児は食育と聞いたことがありますが、時間と手間をかけて、心を込めて作ったものを食べさせることが、親にも子供にも宝となると感じています
現在子育て中の娘は、祖父から母へ、そして母から娘と受け継がれたで料理の楽しさ、大切さを引き継いで頑張っています
母には『たくさんの思い出を残してくれたお弁当をありがとう』と感謝の気持ちでいっぱいです
(引用元:Happy One Vol.318 P8-12, 執筆者:K・Uさん)
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